見てきましたよ。ついに最後となった機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-、機動戦士ZガンダムII -恋人たち-に続く、劇場版の機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-(公式サイト)
感想としては、結構面白かった。ただ、本編の最初の方は、エウーゴ、ティターンズ、アクシズの交渉、決裂、とかの流れが前作の恋人たちから引き続いて詰めツメに詰め込んでしまっているため解りにくくはなっていましたね。そこのところは残念です。あと、Zと百式のキリマンジャロ降下が無くなり、アムロのディジェが全く出てこない。シャアの演説がない。ロザミアとサイコ2が出てこない。と、いろいろかなりカットされてしまっていますが、テレビ版の最後の方の無駄なエピソードカットすることによってストーリーがスリム化された印象はあります。演説が消えたのは残念ですが・・・
面白かった点はシャアがケーキ好き。一番最後に滅多に登場しないアーガマのサエグサ君が良い味出しておかまキャラっぽくなっていたところです。声優に関しては一番感激したのはセイラさん。おー!初代の金塊受け取るときのシーンで言った言葉使ってる!って後で思ったけど嬉しかった。亡くなられてしまいましたからね、セイラさんの声優は。うまかった声優さんはハマーンの声だね。絶品!
もっとMSとして印象に残ったのはキュベレイの新画が格好いい!キュベレイ一番好きだから嬉しかったですね。あんな格好良く描いてくれて。コローニーレーザー砲内でのキュベレイ、THE-O、百式、Zの戦闘は一番格好良かった。Zの素晴らしいファンネル落としもたまりませんですな。百式の手、足、無い状態でのファンネル避けも神懸かり的だしシャアの強さを取りあえず示してくれた感じでした。メタスも格好良かったしハンブラビとの戦闘も良かった。Zの一番最後THE-O倒した後ゆっくりウェイブライダー形態からMS形態に変形するときもメカニック的に良い感じに描かれていました。なるほど、こう変形するのか!って解りやすかった。
内容として印象に残った点は、まずは、レコアロンド。レコアがティターンズに行くことになったヤザンとの戦闘シーン、テレビ版そのままにメタスがハンブラビにレイプ状態で破壊されるって言うところ、それはいいのだ、でもレコアがティターンズになんでそこまで後戻りできないほど完全にエウーゴを裏切ってまで行ったのかが描ききれていない感じでした。毒ガス作戦無かったですからね。
エマ中尉に関してはテレビ版とちょっと性格が変わり可愛い女性になってましたね。印象的にですが。ヘンケンと上手くいっている描写が結構至るところにあり自分の目の前でヘンケンがやられるって言うシーンへの複線的で良かったです。最後エマが死ぬシーンでカミーユに看取られているところが旧画だったのは正解ですね、あの絵で良いですあそこは。
カツはやっぱり前方不注意で死んじゃいましたね、サラザビアロフの声優が池脇じゃなくなってました、なんで?降板?
で、ラストZがTHE-Oを倒した後カミーユが狂わなかったわけですが、あの演出も良かったですね。ファがカミーユの精神崩壊を救ってくれたのかな?健やかカミーユになって良かったわ。
ラストシーンに関してはテレビ版でのカミーユ崩壊→ダブルゼータに続くってわけだったんですが狂わなかったことになり、全く続かなくなりましたね。それは残念ではあるのですがZガンダムって言う一つの作品として終わらせたみたいですね。別に良いと思います。テレビ版小説版映画版で全て違っていて良いんじゃない?テレビ版はテレビ版のブラックな流れが好きだったし、でも映画版のハッピーエンド的な終わりも良い。
要するにテレビ版はみんながイライラして居るんだよね。見ているこっちもイライラしてくる。で最悪な流れ、でも映画版はみんな人間っぽいんだよ普通に。だから素直に見られる。つっかえが取れる感じだ。
俺がみて最後に感じた印象、メッセージとしては、最後カミーユがファと宇宙空間で抱き合い「ファのことは現実で抱ける」「カミーユも私が抱けるから嬉しいのよ」みたいな台詞があったのですが、これが全てだと思う。見てる人たちへのメッセージかな?アニオタとかその辺の入り込みすぎている人たちでアニメキャラに恋愛感情を持ってしまっていたりする人たちに、現実を見て、現実の女と恋愛をし抱け。空想、絵空事ばっかり描いてないでやることやりなさい!現代の若者、キレやすくなっている若者にもメッセージ性があると思った。っていう風にも思えた。
テレビ版ゼータを見た時ってリアルタイムで小学生だったんだけどあんまり覚えては居なかった。その後中学生頃に再放送を見てはまったんですよね、あのゼータの暗い流れ、カミーユの大人に対する想い、キレて行く姿。自分を見失い、現実をさえ逃避してしまう姿。ただ、やっぱろ中高生の頃に見て一番はまる内容だったんですよね、テレビのは。今、あれから結構な年月がたち思うとテレビ版より映画版の最後の方がスッキリと見られます。あのころ見た時に感じた最後の不快感さ、やるせなさ、そこを映画版でスッキリと流してくれたって言う印象です。作品としてはそんな感じですね、私の感じた点としては。
映画の一作品としてはどうか?突っ込みすぎなのは否めません。編集が強引だった点も否定は出来ません。ただ、機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-、機動戦士ZガンダムII -恋人たち-、星の鼓動は愛と言う一連の流れで全体としての完成はしていたと思う。1個ずつ見ると「どうなのか?」「え?」って思いもしますよね。後、もっと効果的に音楽を使ってくれたらもっと良い印象になったと思いますね。昔の初代ガンダムの映画版のように、そこは残念です。Gacktの曲も悪くはなかったのだが、エンディングの最後の最後の曲が・・・・・他にも良い曲あったろ〜に。そんなわけでこの映画絶賛も出来るけどダメ出しも出来そうな。いろいろな感じを受けました。
こんな感じかな?テレビとどっちが面白い?って言われたら50話有るぶんテレビの方が面白いけど映画も面白かったです。さて、気になるのはダブルゼータは?どうなるの?Zの映画でもハマーン(アクシズ艦隊)は生き残っているし、続けようと思えば続けられる感じになっては居ましたね。さてさて続編はあるのか・・・?無いんだろうなぁ
機動戦士Zガンダム3 星の鼓動は愛の評価としては
☆☆☆☆ 星四つです!(五段階評価)
全3作通しての評価も☆☆☆☆星四つ!
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最後に・・・ちなみにこの全3作品彼女と見に行ったんだけど良くもまぁ最後まで付き合ってくれたものだねぇ。。。彼女は全くガンダムとかに縁のない人。彼女の評価は1が一番面白かったって言うことでした。真っ新な状態で見ると一個目が一番みたいですよ。2は何が何だか意味がわからなかったみたいです。3は・・・・秘密としておこうか。
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コメント
カミーユが!シャアが!そしてZガンダムが!!
先週土曜日に劇場公開になりました『機動戦士Zガンダム?-星の鼓動は愛-』。
皆さんは見に行かれましたでしょうか?
私も見にいきたいのは山々なのですが、確定申告やら仕事やら、どうにもこうにも首が回らない状態でして、なかなか見にいく時間が作れて行けない状
機動戦士Zガンダム ? 星の鼓動は愛 その2
●『機動戦士Zガンダム ? 星の鼓動は愛』99分。2006年3月4日公開。ほぼ、一年にぎわせていただいた『劇場版 機動戦士Zガンダム 』もこの映画で終わり。初めて観る私はごちゃごちゃしてあっさりした終わり方。TV版もそうだったのかもしれないけど、