昨年HEROES / ヒーローズ Season1を見てそれをエントリーにしたが、今回機会があったのでHEROES Season2を試写してきた。
Season2は昨年秋に前作が大人気のためその続編として全24話の予定でスタートした。
しかし昨年末のまだ記憶に新しい全米脚本家ストの影響でドラマの継続が難しくなった為、Season1が全22話なのに対してSeason2は全11話で終わらすという短編作品となってしまっています。
■目次
■あらすじ
Season1でみんなの活躍によりサイラーを倒し、見事NYでピーターの核爆発を防ぎ未来を変えることに成功した。
その後みんなはチリじりになりひっそりと能力を隠し生活したりその力と向き合って生活する物もいたが、そんな彼らの親の世代の人物達、アンジェラ・ペトレリやカイト・ナカムラに例の記号が記された自信の写真が送りつけられてきた。はたしてその意味は・・・さらに前作の最後に過去の日本へ飛んだヒロはその地でヤエコや剣聖武蔵と出会い友情と愛を深めていくのだが・・・
■感想
感想はやはりHEROESだ。面白かった。
しかし前述の通り11話で打ちきりとなっているためSeason3(2008年中にスタート予定)へ繋がる終わり方にはしている物のSeason2で本来語られるべき予定であった話が完結していなかったり。
Season2前半はまったりとゆっくりとした展開の流れだったのがSeason2の第7話から11話は駆け足で話が流れていきます。その差が結構激しく同じ作品?といった感じにも思えます。しかし前作のハラハラドキドキどうなるの?的な感覚が好きだった人には間違いなく後半が面白いですし、私自身も後半の方が好きで、HEROESっぽく展開も早くバトルシーンなどSpecialな人たち同士の戦いが見所となっています。
ただ、不要だなと言うかHEROESにここまで恋愛模様を絡める必要があったのかなという疑問はある。特にクレアの恋愛は要らないんじゃないかしら?
後は前作でも感じたように日本人を意味無く出すな!アンドウマサハシの日本語が別け解らないのを筆頭にヒロの父親役も、さらには過去の日本人役の人たちも日本語が変なのばっかり。取りあえずアジア系の顔立ちしていればいいって言う感じですね。ヤエコ役で90年代に一世を風靡したアイドル田村英里子(エリリン)はさすがに日本語は完璧なのだがこれは脚本が悪い。台詞が変!とにかく日本語の言い回しが全般的に可笑しいので、日本語が普通であるはずの田村の演技も可笑しく聞こえてしまう。演技力があるのかどうかはアイドル時代のエリリンしか知りませんので解らないが、これは日本語の脚本が悪い。あんな言い回しはしないと思う。
しかし、やっぱりHEROES。Season1同様にいったい誰が味方で誰が敵なのか、先が読めない展開なのでそこは一応前作の流れをくんでいる感じでHEROESらしく陳腐な正義対悪のような簡単なストーリーではない。ただ、Season1を超える面白さか?と問われれば答えはNO!だ。間違いなくSeason1の方が面白いし、ストーリーへののめり込み度も歴然の差だ。ただSeason2が悲惨な作品なのか?と言うわけではない。ただ、脚本家ストの影響で本来語られるべきストーリーがカットされたりSeason3へ持ち越されたり、と完成度はSeason1の方が間違い無く高い。
Season2も本来の話数で語りたかった内容を全て語られていたら本当はもっともっとSeason1を上回るような作品になったのではないかな?と感じている。それは勿体ないと感じるからだ、ちゃんとした完結した作品としてSeason2は見たかった。
オススメは出来るか?と問われたらSeason1を見てはまったなら普通に続編を見ても良いと思います。間違いなくダークエンジェルの続編よりかは全然面白い。一応SFドラマ作品という観点で比較してみたが、ダークエンジェルの続編Season2よりかは続編という意味での出来として全然良い出来です。ただ、やはり短いし残念だ・・・。
■疑問点
Season2で疑問に感じた点がいくつかあったので、それを書いておく。
- ヒロの父は剣聖がアダムだと知っていて何故ヒロに英雄として話していたのか?もしくはヤエコがヒロを剣聖として言い伝わせたから剣聖とアダムが同一人物とヒロの父は知らなかったのか?Companyで監禁していたくらいだから知らなかったのかとは思うが・・・
- アダムの頭を打てば再生せず殺せると解っているのに何故殺さず監禁したのか?
- 何故Companyはサイラーを助け、その力を奪ったのか?助けた理由が不明。
- ピーターのアイルランド人の彼女は未来でどうなったんだ?Season3ですか?
- DLはなんでとっとと死んだの?
■最強能力は?
次から次へ色々な能力を持つ人が登場しますが、最強って誰なのでしょうか。パワー系、頭脳精神系などあるとおもいますけど・・・最強はコピー系が最強ですよね。
ピーター、サイラーは色々吸収できるだけに最強な力の持ち主。モニカも特殊能力をコピーできればたぶんピーターやサイラーを上回る能力だと思いますが、頑丈は通常人間が出来うる技をコピーするに限られているようなので、三番目かなぁ?
コピー以外で行くとパークマンの能力が一番恐ろしいような気がします。相手を操ることが出来るんですからね〜。
■相変わらずお騒がせ女優のヘイデン・パネッティーア
昨年来日しイルカ漁を妨害し逮捕状の出ているクレア役のヘイデン・パネッティーアさんですが、今年も反捕鯨活動に参加されているようです。ただ、イルカ漁の時の写真や記事を拝見する限りどうしても中途半端な目立ちたがり屋的な活動にしか見えません。話題作りで過激なシーシェパードと行動を見ても。彼女いわく世界で一番優しい気持ちを持った生き物がクジラとイルカだという主張のようですが、その基準が気持ち悪いですね。
そんな理由からですがこのHEROESを見ててあんまりクレアのことが既に嫌悪感を持って見ている私が居ますね。メインスポンサーが日産のためこれだけ日本市場を意識し日本人や日本語満載のドラマにしたくせに、もろに日本国内で暴力的破壊的反捕鯨活動をし、さらに逮捕状まで貰っちゃったことまで自分の宣伝に使う女優をこのまま使い続けるのか?と制作者側には言いたい。っていうかSeason1より若干ふくよかな女性になられましたね、鯨肉食べてダイエットをオススメしたい。
参考リンク:
「HEROES」のチアリーダー役「殺してやる!」とゴシップ誌レポーターに詰め寄る
「HEROES/ヒーローズ」のチアリーダー役、日本で逮捕状?
「HEROES」のヘイデン・パネッティーア、今度は捕鯨反対デモに出席
もう一点はSeason1の時に同級生「ザック」を演じていたトーマス・デッカー(Thomas_Dekker)にはヘイデン(18才)とピーター役のマイロ・ヴィンティミリア(30才)が交際中と言うことに対しては気持ち悪いと言い捨てられています。そろそろお騒がせセレブ女優というのが彼女の評価の定番になったようです。Season1で素晴らしいと思っただけに私としては彼女の行動が残念でなりません。もともと日本市場は気にしていない女優さんなのでしょうか。今後は綺麗な女優さんとしての注目よりも個人的にはアメリカの良くいるお騒がせセレブの一人として今後彼女を見られそうなのは楽しそうで良いですね。
参考リンク:
「HEROES/ヒーローズ」の主役がチア・リーダー役のヘイデンとの交際を認める
TV版「ターミネーター」のジョン・コナー役、「HEROES」のチアリーダーと12歳年上の主役の交際は「気持ち悪い」とコメント
■DVD
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■キャラクター
*以下は各キャラクターの説明や演じている俳優さんを記していますが、先のストーリーも一部書いているのでまだ見ていない方で内容を知りたくない方は読まないでください。所謂ネタバレを含みます。
- アダム・モンロー(剣聖 武蔵 )/Adam Monroe (Kensei Takezō) :デビッド・アンダース/David Anders
- 能力:超回復による不老不死。
400年前から生き続けている。剣聖 武蔵という戦国時代のサムライという設定だが何故か白人である。しかも英雄とはほど遠い性格で呑んだくれである。
ドラマの中で日本語を話す設定だが案の定日本人には聞き取れない日本語である。
- 能力:超回復による不老不死。
- エル・ビショップ/Elle Bishop:クリスティン・ベル/Kristen Bell
- 能力:電撃(うる星やつらの「ラム」みたいな感じ。)
Companyの手先でピーターの監視、追跡やクレアの監視など。
後半はサイラーと対決しモヒンダーを結果的に助けている。
現在ヒロ・ナカムラを演じているマシ・オカと交際中とのこと。
- 能力:電撃(うる星やつらの「ラム」みたいな感じ。)
- ノア・ベネット/Noah Bennet:Jack Coleman
- クレアの養父。
Companyを抜けクレアを守る生活をしているがついに居場所がばれてしまうことになる。
- クレアの養父。
- モニカ・ドーソン/Monica Dawson:Dana Davis
- 能力:見た動作や技をコピーし本人もその技が出来る様になる。(バク宙や料理の技法など。)
マイカやD.Lと親類。
- 能力:見た動作や技をコピーし本人もその技が出来る様になる。(バク宙や料理の技法など。)
- マイカ・サンダース/Micah Sanders:Noah Gray-Cabey
- 能力:電子機械とお話しして操ることが出来る。
ニキ、D.L.の子供。Season1に比べるとかなり大きくなった。
- 能力:電子機械とお話しして操ることが出来る。
- マット・パークマン/Matt Parkman:Greg Grunberg
- 能力:相手の心を読んだり、さらにSeason2では相手を操る事も出来る。
離婚してモヒンダーと一緒にモリー(居場所を特定できる女の子)の面倒を見ながら一緒に暮らしている。
- 能力:相手の心を読んだり、さらにSeason2では相手を操る事も出来る。
- ニキ・サンダースNiki Sanders:Ali Larter
- 能力:多重人格、怪力。
DLの妻、マイカの母。二重人格と思いきやもうひとつの人格が・・・後半にはシャンティウイルスにより能力が消えるがモニカ救出へ向かい・・・
- 能力:多重人格、怪力。
- アンドウ・マサハシ/Ando Masahashi:ジェームス・キーソン・リー/James Kyson Lee
- 能力はない。ヒロの同僚。
安藤は名字じゃなくて名前。マサハシが名字らしい。日本風に読むとマサハシ・アンドウと言う。
設定は日本人だが本名の通り韓国系アメリカ人のため彼の話す日本語は日本人にはヒアリングするのに苦労する。Season1よりかはSeason2のほうが若干聞き取りやすくはなった。
- 能力はない。ヒロの同僚。
- ヒロ・ナカムラ(中村広)Hiro Nakamura:マシ・オカ/Masi Oka(岡 政偉/Oka Masayori)
- 能力:時空間制御、過去や未来へ行ったり、時を止めたりすることが出来る。
Season1のラストで1600年代の日本の現在の滋賀県大津市へタイムスリップし剣聖武蔵やヤエコと出会う。
- 能力:時空間制御、過去や未来へ行ったり、時を止めたりすることが出来る。
- クレア・ベネット/Claire Bennet:ヘイデン・パネッティーア/Hayden Panettiere
- 能力:回復。
家族と共にCompanyから身を隠す生活を送っている。ネイサンの実娘でピーターの姪。育ての親はノア。
クレアのちとモヒンダーの血清を混ぜるとシャンティウイルスの亜種にも効果がある血清を作ることが出来る。
Season1よりふっくらした感じがする。鯨の肉ダイエットをオススメしたい。
ピーター役のマイロ・ヴィンティミリアと交際中という話。
- 能力:回復。
- サイラー/Sylar(ガブリエル・グレイ/Gabriel Gray):Zachary Quinto
- 能力:特別な人の脳を食すととその能力を自分の物にすることが出来る。
Season1のラスボス的な人物。ヒロに刺され絶命したかと思われたが、Season2ではCompanyに救われなんとか存命はした物のCompanyによってシャンティウイルスを接種されその強大なるパワーを失っている。
しかしSeason3への序曲の中でそのワクチンを接種しパワーを回復している。
- 能力:特別な人の脳を食すととその能力を自分の物にすることが出来る。
- モヒンダー・サレッシュ/Mohinder Suresh:Sendhil Ramamurthy
- 父親と同様特別な人たちの研究をしている。
シャンティの弟。その為シャンティウイルスに対する抗体を自分の血中に持っている。
パークマンと一緒にモリーの面倒を見ている。
- 父親と同様特別な人たちの研究をしている。
- マヤ/Maya Herrera (Maja):Dania Ramírez
- 能力:興奮すると周りの人が死ぬ。
アレサンドロの妹である。アレサンドロの妻を殺してしまい自分の力に気がついた彼女は兄であるアレサンドロと共に治療を目的としてモヒンダーに会うためメキシコからUSに不法入国を考える。その過程でサイラーと行動を共にする様になる。
- 能力:興奮すると周りの人が死ぬ。
- DL・ホーキンス/D.L. Hawkins:Leonard Roberts
- 能力:すり抜け。
ニキの亭主、マイカの父。何故かあっという間に絶命でSeason2での出番は少ない。
- 能力:すり抜け。
- ネイサン・ペトレリ/Nathan Petrelli:Adrian Pasdar
- 能力:フライングマン。
名前はネイサンだがピーターの兄さん。Season1で臨界寸前のピーターと空中で爆発消滅したように思われたが爆発から生還したピーターによって大やけどを負った状態で病院に担ぎ込まれ、なんとか命を取り留めるが火傷は重度で回復不能かと思われた。しかしアダムの超回復能力の血液により復活。
気になった点は異常に髭が濃い!髭が濃すぎ!
- 能力:フライングマン。
- ピーター・ペトレリ/Peter Petrelli:マイロ・ヴィンティミリア/Milo Ventimiglia
- 能力:他人の能力をコピー。Season1で得た能力に加えエルと出会ったため電撃能力も得た。
ネイサンの弟。Season1でネイサンと共に空中で爆発したように思われたが何故かアイルランドの港にあるコンテナの中で記憶喪失状態で発見される。その後アイルランド人の女性と恋に落ち自分の本当の姿が何なのかを探すようになる。Season2後半ヒロと対戦する。
- 能力:他人の能力をコピー。Season1で得た能力に加えエルと出会ったため電撃能力も得た。
- ヤエコ/Yaeko:田村英里子/Eriko Tamura
- ヒロが400年前にタイムスリップした先で恋に落ちる日本人女性。
演じているのは90年代の人気アイドル田村英里子さんです。エリリンという愛称でしたね。
- ヒロが400年前にタイムスリップした先で恋に落ちる日本人女性。
■その他のキャラクター
- アイザック・メンデス/Isaac Mendez:Santiago Cabrera
- 能力:未来を予知しそれを絵画にする。
Season1で死亡のためSeason2には登場しない。
- 能力:未来を予知しそれを絵画にする。
- シモーネ・デボー/Simone Deveaux:Tawny Cypress
- アイザックとピーターの間を行ったり来たりした末アイザック誤射され死亡。そのためSeason2には出てこない。
- アレサンドロ/Alejandro Herrera:Shalim Ortiz
- 能力:マヤの能力を中和できる。能力かどうかは不明。
マヤの兄。自分の結婚式で妻をマヤに能力によって殺されるが妹を助けるため共にメキシコからUSAを目指す。その課程でサイラーと共にUSAへ向かうが、マヤとサイラーの中を快く思っていなかったこともありサイラーとアレサンドロは互いに気に入らないため最終的にはサイラーによって刺殺される。
- 能力:マヤの能力を中和できる。能力かどうかは不明。
- カイト・ナカムラ/Kaito Nakamura:ジョージ・タケイ/George Takei(若い時代はEijiro Ozaki)
- 能力:?
ヒロの父親。アンドウマサハシの目の前で誰か殺される。
- 能力:?
- マウリー・パークマン/Maury Parkman:Alan Blumenfeld
- 能力:相手の心を読み、さらに操ることが出来る。
マット・パークマンの実父だがマットが子供の頃に蒸発。最終的にはマットにより閉じこめられる。
- 能力:相手の心を読み、さらに操ることが出来る。
- アンジェラ・ペトレリ/Angela Petrelli:クリスティン・ローズ/Cristine Rose
- ネイサンとピーターの母。
殺されそうになるが何とか最後まで生き延びる。
- ネイサンとピーターの母。
- ウエスト/West Rosen:Nicholas D’Agosto
- 能力:飛べる。
クレアベネットの恋人だがクレアの養父ノア・ベネットに以前拉致され首筋に傷を残されている。その為鼈甲メガネの男を恐れ恨んでいるが・・・
- 能力:飛べる。
- キャンディス・ウィルマー/Candice Wilmer:Missy Peregrym (season 1) 、Rachel Kimsey (season 2)
- 能力:変身、相手の見えている物を変える、景色を変える等など。
サイラーに食べられる。Season1と2では演じている女優さんが交代になっている。
- 能力:変身、相手の見えている物を変える、景色を変える等など。
- ケイトリン/Caitlin:Katie Carr
- アイルランド人。
記憶を無くしたピーターと恋人になるが、その後ピーターと共に未来のNYへ・・そこでとらわれに身になってしまう。
- アイルランド人。
コメント
キャラクター紹介GJです。
疑問が残る点は結構ありますよね。
Season3が楽しみです。
穹 嵩人さん
Season3は噂によると30話以上になるようです。
早く続きが見たいですね。