4-2
FIFA クラブワールドカップ 2007(伊:Coppa del Mondo per club FIFA 2007 / 英:FIFA Club World Cup 2007)
決勝、ACミラン対ボカジュニアーズが行われました!
MILAN: E’ PRIMATO MONDIALE!(ミランが世界一!)
やったやったやったやった!勝った!ミランが勝った!本気で嬉しい!もちろん昨シーズンのUEFACLを優勝したときも嬉しかったが今日の決勝も最高に嬉しいし素晴らしい試合だった。ここ最近のトヨタカップを含めかなり面白い試合だったんじゃないかと思う。前回ミランがボカと戦ったときは時差ボケだらけのよぼよぼミランだったですからね。さすが今回はこの大会にかけて一週間前から来日し時差ボケも快勝し完全に決勝に体を合わせてきたというのは本当に素晴らしいしクラブとしての戦略がもう最高だったと思う。なんといってもセリエAの日程変えてまで早めに来日し準備万端だったわけですからさすがです。セパハンがインフルエンザだらけになってしまったのとは本当に正反対でロナウド以外は完璧でした。
試合内容もインザーギ2得点、ネスタ、カカが各1点。一瞬の隙をつかれボカに2失点しましたがそれでも4得点ですから、ミランが四点も取るとはらしからぬ圧勝。守備が堅いと行っても攻撃力はさすが。守るときと攻撃するときのメリハリがあっていざ攻撃となると何人も何人も連動し前線へ上がっていくあの連携と言いスピードと言い素晴らしい。ピルロとインザーギ、カカとセードルフ。次から次へと繋がっていくのを見るとわくわくドキドキ、本当に子供の頃サッカーを見て感動したことを思い出すようなミランファンにはたまらない展開に私はもう感涙ですよ。
前半はがっぷりよつで組み合ったという感じですが、後半に入るやいなやミランがプレッシャーを強めにかけ始めてから展開ががらっとミランペースになりましたね。何度か危ないシーンや失点シーンもありましたが、最後の最後パス回しで相手にボールを渡さないというのは本当に試合巧者でなんともいえない巧さを感じました。ただ退場者出したときはええ〜!!と思いましたが結局ボカも10人になっちゃってましたね。
カカはさすが世界最優秀選手(バロンドール)だし。セードルフもさすが3チームで欧州王者になった選手だし、インザーギもカップ戦キラーだし、ネスタもガットゥーゾもジダもカラーゼもみんなみんな最高だ!しかも交代で入ってくる選手を見てもエメルソンやカフーと往年の名選手達・・・昔のブラジル代表が〜!ミランは高齢者だらけだけどそれでも技術は落ちてない!すばらしいよミラン。本当にカフーがガンガン上がっていくのも見られたし、今シーズンセリエA無得点のインザーギが何故か国際大会カップ戦では強運なのもまた見せてくれたし、ガットゥーゾ怪我しちゃって心配だけど彼の守備へ徹する献身的なプレーにも脱帽だし、ピルロも今回は調子悪そうだったけどそれでもさすがというプレーが随所に・・・・
しかし、今回最高に感動したのは39才でサイドバックやっちゃうマルディーニでしょう!引退しちゃうけどすごすぎ!左サイド抜いていったところはもう「お〜!」と感動でしたよ。ミラン在籍約30年というとんでも無い名DFが引退してしまうのは寂しいけど最後のSeasonに世界一という名誉と栄光を獲得したというのはさすがとしか言いようがないですね。
今回は特出した選手は確かにカカという選手が居たけどこの勝利はこのタイトルに賭けたACミランというクラブが全員一眼となって獲得した素晴らしいタイトルです。本当におめでとう!ミランを愛していて良かったよ〜!!!
と、ただのミランファンのために非常に私は嬉しいのよと言うEntryになっちゃいました。いや〜もうね年末に最高の気分ですよ!〜〜〜〜〜(^^)
最終順位/表彰
- 1.ACミラン
- 2.ボカジュニアーズ
- 3.浦和レッドダイヤモンズ
- 4.エトワール・サヘル
- 5.パチューカ
- 5.セパハンFC
- 7.ワイタケレユナイテッド
- MVP:カカ(ACミラン)
- ゴールデンボール賞:カカ(ACミラン)
- シルバーボール賞:クラレンス・セードルフ(ACミラン)
- ブロンズボール賞:ロドリゴ・パラシオ(ボカ・ジュニアーズ)
- FIFAフェアプレー賞:浦和レッドダイヤモンズ
- 得点王:3得点 ワシントン(浦和レッドダイヤモンズ)
トーナメント表
1回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | |||||||||||
セパハンFC | 3 | |||||||||||||
ワイタケレユナイテッド | 1 | セパハンFC | 1 | |||||||||||
浦和レッドダイヤモンズ | 3 | |||||||||||||
浦和レッドダイヤモンズ | 0 | |||||||||||||
ACミラン | 1 | |||||||||||||
ACミラン | 4 | |||||||||||||
ボカジュニアーズ | 2 | |||||||||||||
エトワール・サヘル | 1 | |||||||||||||
パチューカ | 0 | |||||||||||||
エトワール・サヘル | 0 | |||||||||||||
3位決定戦 | ||||||||||||||
ボカジュニアーズ | 1 | |||||||||||||
浦和レッドダイヤモンズ | 2(PK 4) | |||||||||||||
エトワール・サヘル | 2(PK 2) | |||||||||||||
漢字(中国語)で書くと?
どうでも良いことだが、各チームを漢字で書くと、というか中国語で表記するとこんな漢字(感じ)に表記されます。コリャ日本人じゃ読めませんね。
- ACミラン:AC米蘭
- ボカジュニアーズ:小保加
- 浦和レッズ:浦和紅鑽
- エトワールサヘル:沙希爾星隊
- パチューカ:帕丘卡
- セパハン:沙巴罕
- ワイタケレユナイテッド;坎特伯雷联
最後に
今日の三位決定戦と決勝の2試合で今年のクラブワールドカップは幕を閉じましたが、来年も日本で開催されることが決定しています。そうですまた来年もこの大会が日本にやってくるのです。しかしながらこの大会は以前からですが問題山積みなのも確か、先日も書きましたがオセアニアのレベルだけが極端に低いのと欧州と南米のレベルとアフリカ、アジア、北中米の間にも差がある。
それに今大会から開催国なる悪しきルールが導入されてしまったおかげでわざわざ極東の国まで遠路はるばるやってきたにもかかわらずたった1回の試合だけで日本を去るチームが出てしまうのだ。今大会だとパチューカとワイタケレだ。各大陸王者になったにもかかわらずたった1試合で消えてしまう。これはあまりにも酷いルールだ。最低2試合は無いとわざわざ日本まで来ているのに・・・という感じになってしまう。前回大会までは5位6位決定戦もあったから最下位を決める試合も出来たのに開催国枠なるものを作ったおかげでこんな感じになってしまった。しかし来年の大会も開催国枠は既に決定事項だというので正直最低2試合は出来るように参加チームを少し追加するべきではないだろうか?UEFAカップ勝者でもUEFACLの準優勝国でも南米の準優勝国でも良いからもっとレベルが上がるようにした上で最低試合数を確保するべきじゃないかしら?そうでないならば以前のようなIntercontinental Cup(TOYOTA European/South American Cup)通用トヨタカップの方式に戻した方が良い。
南米対欧州の試合のレベルだけが異常に高いのでまだまだもしかしたら時期尚早だったのかもしれないと感じている。それならばアジア、アフリカ、北中米カリブ、オセアニアの王者同士で先にプレーオフをしてそれの勝者に南米と欧州を加えた3チームによる総当たり戦で各チーム2試合ずつしてその成績により世界一を決めた方が良いような気もする。現状のままなら何かしらの変化というか対策というかルール改正が必要だと思う。まだまだ2000年、2005、2006、2007と4回しか開催されていないが毎回少しづつルールも参加チームも変更されてきているので徐々にきっと良い大会になるとは思うが、今のままではだめだろう。欧州の人たちには何でレベルの低い大会にわざわざ参加しなければいけないのかという声が多くあるのも事実。何とか言い方向に向かって欲しいと願うばかりではあるが、ミランが優勝したのは嬉しくってしょうが無いので個人的には楽しめたから良しとしようか。
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