2-0
今年もキリンカップサッカーが始まりました。昨年はブルガリアとスコットランドと対戦し、見事最下位だったわけですからホスト国としてはあり得ない順位でした。
そんなわけで今年も開幕したキリンカップサッカーですが、今年は昨年セルビアモンテネグロから分離独立し、旧ユーゴスラビア完全解体の最後の独立国となったモンテネグロと南米の強豪コロンビアとの対戦となります。
では今日の試合、日本対モンテネグロ。モンテネグロは独立以来2回目の国際試合で日本とはもちろん初対戦となる相手なのでFIFAランクもなければどのくらい強いのとか全然解りません。でも旧ユーゴの流れは間違いなく、油断のならない東欧っぽいサッカーでしょう。
一応2-0の勝利、先制はショートコーナーで遠藤からのクロスを前線まで上がっていた中澤が相手DFに競り勝ってゴール。2点目は右サイド駒野からのクロスを高原が同じく相手DFと競り合いながらゴール!取りあえず2得点良かったですね。
でもこの試合確かに勝つには勝ちましたけど、正直オシムの言っているサッカーなのかどうか良くわかりませんでした。人もボールも動くサッカー。はたしてどれだけ動いていたのかが私には解りません。ま、結果が全てですから勝てばいいのは当たり前の勝負の世界ですけど、あれだけオシムが言っているのでその当たりを注目してみていたけど、最終ラインとボランチの間で攻めあぐねているシーン。なかなか前線にパスを回そうとしても中盤が動いてない。みんな足下でパスを貰おうとその場でジッとしているし、ゴール周辺だけではなく最終ラインから中盤へのパス回しの部分ももう少しどうにかして欲しいところですね。結局ボランチにパスだし、前に出してまたすぐ後ろにBackPass。バックパスして最終ラインでのパス回し多過ぎじゃないかしら?少し見てる側としては消化不良な試合です。
さて、今日良かった選手は駒野ですね、今日の駒野は再三右サイドを駆け上がり、チャンスメイクをしていたのが印象深いですし、高原へのアシストも記録していました。思ったのですが駒野は左右両サイド出来るけど、右サイドの方が良いような気がします。その前に駒野はクロスの精度が良い試合と悪い試合がはっきりしすぎていますね、昨年のドイツWorld Cup時加地の代役として右サイドで出ていましたがクロスの精度がかなり悪かったイメージがあります。その後のオシム代表になってからも駒野のクロス精度がもう少し高ければチャンスになるのにと感じたシーンがかなりあります。でも今日のクロス精度は中々良かったし、実際再三チャンスに繋がっていたのは言うまでもないのですけどね。後半は左サイドに入っていましたが存在が消えていました。他の三都主とかと比べると攻守にバランスが取れている分駒野の方が安定はしている気はします。クロスの精度は三都主の方が高いかな?その分攻撃偏重ですけど。守備捨てるなら三都主でしょう。後は、今回新たに招集されたスイスリーグバーゼルの中田浩二がどの程度左サイドでやってくれるかの方が私は注目です。次戦では中田の左サイドが見てみたい。
全体通して前半は結構展開も早かったり安定した試合運びがされていて良かったところもあったのですが、後半は選手交代しまくって正直訳のわからない試合になってました。見ててもつまらなかったです。交代六人ってせっかくキリンカップなのですからちゃんと3人にして真剣勝負でタイトル取って欲しいのですけれど、何故六人も交代許可なの?キリンチャレンジカップなら六人で良いけどちゃんとしたタイトル戦なのですから是非来年からは3人交代にして欲しいです。まぁカップ戦って言っても親善試合的なキリンカップですから仕方ないのでしょう。
さあ次戦は5日火曜日にColombiaと対戦です。コロンビアは強いよ〜南米の強豪ですから少し楽しみです。コロンビアの選手で知ってるのはイヴァンコルドバくらいかな?インテルにいるから知ってるだけですけど、彼のプレーは楽しみ。サイドバックの選手の良い見本になると思うので注目選手です。
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