第90回天皇杯準々決勝 アビスパ福岡 VS FC東京

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アビスパ福岡2-3FC東京
 天皇杯準々決勝が行われました。来期降格する東京は昇格組の福岡との対戦です。これが入れ替え戦だったらと思うところはありますが、ルールですから仕方有りません。
 試合は開始早々は何度か東京ペースだったが東京の時間帯にあっさりカウンターから失点すると後半90分までほんとんどアビスパペース。東京は速く追いつきたいというところが強すぎて前線に選手が貼りすぎていて中盤が完全にない状況。FWと両サイドの4名が相手最終ラインと同じライン上に重なりっぱなしで全く機能せず、中盤は梶山と米本だけという数ヶ月前の東京のサッカーとはがらりと変わってしまった縦ポンサッカー。ポゼッションというスタイルが皆無となった今のこのチームははっきりいって内容が物凄く酷かった。前線は張り付くだけ張り付いて動きがないし・・・もうかなり酷いサッカーを見せられていた感じだったが、ロスタイムに「ほげぇ」というようなバカ試合が始まった。
 後半ロスタイム最後のプレーで、中盤そこからのロングフィードをスクランブルシステムで前へ上がっていた今野が競りがち、落としたところを後半交代で入っていた石川がが見事な同点ゴールを決め追いつくとそのまま延長へ、延長に入ると守りに入っていたアビスパと攻撃の選手を投入していた東京の差が出てしまった。延長開始早々に中盤にポジション変更し躍動しだした大竹からの浮き球スルーパスを平山がストライカーのようなシュート!これで逆転。さらにさらに大竹と石川が見事な連携で石川の本領発揮的なゴールで3点目。更に怒濤のように東京がアビスパゴールを脅かすも追加点が出来ないまま延長後半へ・延長後半もしばらくは東京ペースだったが、徐々にアビスパも息を吹き返しパワープレーを仕掛けてくる。2点差の時点で東京はかなり余裕にかわせていたが、セットプレーから失点。1点差においつかれると相変わらず余裕が全くなくなる。更に終了間際に危ない場面もあったが、なんとか逃げ切り勝利!見事準決勝進出をクリスマスに決めてくれました!∩(・ω・)∩ばんざーい
 ちなみに終了間際の微妙かな?と思われるオフサイドという判定で救われたが、前半の徳永のゴールが大黒の関与でオフサイドのシーンと全く同じような状況だったし、線審も同じ人だったから審判の判断基準にぶれはなかったんだと思うので相殺かなとは思う。でもどっちもゴールが認められてても不思議じゃなかったんだけどね。関与と言われればどっちも関与に見える。うーん難しい判定。
 ただ、正直勝利は死ぬほど嬉しいし、カップ戦ならではのとんでも無い展開を見せてくれたのはカップ戦の醍醐味かなとは思うが、90分間で見た場合東京の試合内容は酷かった。リーグ最終節の京都戦から何が良くなったのか解らないくらい酷い。今日は勝ったから良いが、3位昇格のアビスパに対してほぼ90分試合を支配され、内容もアビスパの方が全然良かったと言うのも事実。今、天皇杯は天皇杯だから良いけど来期に向けて戦術やらいろいろ不安材料は多い。特に言いたくはないがここまでポゼッション色を無くしてしまっていいのだろうか・・・。来シーズンJ2は厳しい戦いになるような気はする。
 まぁ来期の話は置いておいてとにかく天皇杯!カップを奪い取れ!次戦はホーム国立、勝ちましょう!
 

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