World Cup 2010 ２２〜２３日目　準決勝の死闘

World Cup

2010.07.08

ウルグアイ対オランダ

2-3
ついに準決勝も始まりました、両チームとも何十年ぶりかの決勝進出を目指しての対決でした。ブロックを作って守備をするウルグアイを中々崩せないオランダ・・・と思ったら今大会中々ミドルが決まらないというので少なかったスーパーミドルシュートがここで飛び出した、あそこからのシュートが入るとは・・・守りを崩せなかったらミドルを撃てという鉄則通りでウルグアイをこじ開けたのには驚きました。しかしウルグアイもフォルランの素晴らしいミドルシュートが決まり、両チーム共に今大会中々無かった素晴らしいミドルでの展開に好試合を感じました。　しかしオランダの勝ち越し弾は正直個人的判断だとオフサイドだと思う。間違いなく最前列の選手はボールを避ける様な仕草をしプレーに関与している。確かに微妙な判定ですけどあれが認められた事によるウルグアイ側の同様は計り知れないのではないだろうか。直後にすぐセットプレーから失点し２点ビハインドになり足を痛めていたフォルランも退くとウルグアイは厳しかったように感じました。それでも後半ロスタイムに素晴らしいトリックセットプレーで１点返すとあわよくば追いつくか！と言うような状況にまで持っていった展開は流石の準決勝だなと感じました。
　それにしてもオランダが決勝にまで残るとはいったい誰が予想できたのでしょうか、試合内容は華麗なオランダのサッカーというような展開ではなく大会通して現実的な路線に終始してたし優勝候補と言われてはいるけど前評判も実際は優勝とまでは行かなかったように感じだったオランダがまさかの決勝進出。日本やスロバキアがベスト16、スイスがスペインに勝利など今大会のサプライズも色々あったけどオランダの決勝進出が最大のサプライズなのかもしれません。優勝したら○○が舞いそうですね。

ドイツ対スペイン

0-1
　準決勝２試合目、お互い負けられない戦いで前半から隙を狙い続けていたが両チームとも流石の強豪、なかなか得点できないまま前半終了。後半も攻め合って守りあってお互いの時間がちゃんとあって面白い試合だったがその試合を決めたのはセットプレーに嗅覚を発揮したベテランだった。まさかあの時間帯であそこであのセットプレーであのプジョルとは。パーマネントなロン毛をなびかせそんなに身長の高くない彼が後ろから走ってヘディング。ドイツの一瞬お好きをマークがつききれない状況でヘディングし決勝点。勝負有りだった、それにしてもどう考えてもドイツが圧倒的有利かなと個人的には思っていたが流石優勝候補筆頭のスペインがトーナメントで毎試合苦労しながらの１点差辛勝で勝ち続けてついに決勝進出。対するドイツは勢いに乗ってドッカンドッカンの堅守速攻での大量得点で勝ち進んできた好対照な２チームでしたね。
　さて、これでドイツは２大会連続での３位決定戦進出、スペインは初の決勝進出です！

決勝の組み合わせがこれでオランダ対スペインというどちらが勝っても初優勝という組み合わせとなりました、フランス大会以来の新しい優勝国が増えると言うことになりますね。毎試合失点をするも得点力で勝ち上がってきたオランダに対して毎試合1-0の辛勝ながらも勝ち上がってきた堅守のスペインの方が有利な気はしますが、今大会のいつもとは違うオランダも侮れないですから正直結果は全くわかりません。とにかく今大会は残すところ３位決定戦と決勝の２試合だけ、待ちに待った４年に一度の祭典も残すところあとわずか、最後まで楽しみましょう！
　それにしてもスペインがここまでまとまるとは・・・・下手したら分裂もありえるような多民族国家が人種、民族の壁を越えて１つのチームになっているのは色々思うところもありますね。