特に全然はまっていなかったんだけれども、3公開直前と言うことで日本テレビでスパイダーマン2、テレビ朝日でスパイダーマン1を連続で放送してくれたおかげですっかりはまってしまいました。スパイダーマン!2が面白くって、早速続きが見たくて思わず見に行ってきてしまいました。スパイダーマン3です!
この映画は1,2見てないと物語の流れが全く解らないでしょうね、ちゃんと見てから行ってよかったです。感想としては非常に面白かった、悩めるヒーロースパイダーマンが苦悩しながら敵と戦っていく。戦闘シーンはCGバリバリで、展開が早くて追いかけるのが大変ですが、さすがの迫力は前2作と同様にすばらしかったです。話の内容も日本のスーパーヒーロー物のような幼稚な内容ではなく人間ドラマ有るし、もう、最高でした。
このスパイダーマン三作のなかで一番面白かったのは今回の3です、2人の強大な敵と1人の半分敵で半分味方。描く部分が大きすぎて若干その敵たちの人間性が描き切れていなかった点は残念ですが、それでも特撮物としては良かったと思います。黒いスパイダーマン(ヴェノム)、サンドマン、ニュー・ゴブリン、みんな強すぎです。ただ全作見てると最後までニュー・ゴブリンとなったハリー・オズボーンと戦わなければいけないのかと悲しい物語ではありますね。彼のスパイダーマンへの恨みは晴れるのか・・・そこが注目点ではある話だと思います。
他の注目点はメリージェーン・ワトソンとの恋仲。ですが、どうもあの彼女尻軽女にしか見えないのは俺だけか?ピーターもハリーも食べちゃってる彼女はもうやりマンだなと。親友同士のハリーとピーター両方と付き合うという行為の点でありえない女だなぁと、この子に結婚を申し込むピーターが哀れですよ。そんな私の私感は要らないとして、ここまで引っ張っておいて最後まで指輪を渡せなかったハリー。まぁ、今回の最後の方で指輪を渡せるような空気を読めないピーターならこんなに苦悩したヒーローにはならないでしょうから、そこはまあ良いとして、この二人の関係は結局どうなったのかには疑問が残る所です。それにしてもこのMJは恋人多すぎ。1でも2でもピーターとハリー以外にも居ましたから。モテモテ彼女ですね、そんなに美人には思えないヒロインですけどねぇ〜ジュマンジに出ていた彼女は子役のあの頃は可愛かったですけど。
もうひとつの注目点は(俺だけ?)ピーターが住んでいるアパートのロシア人の娘ですかね、あの子は面白い。天然なのか、何なのか、あのキャラクターは変で良いです。スタイルは良さそうですが顔が面白い。美人だけどなんか面白い表情なんですよね、なんとなくピーターに恋心持っていそうですが、面白くって仕方がない部分です。他にも微妙なアメリカンジョークがちりばめられていてコメディー映画でもあるんですけどね。
あと、少し長いなと思った部分はピーターが悪くなってる部分。町行く女性を変なステップ&ダンスでモーションかけてひかれるところとか、MJの働いてるお店で嫌がらせするとか。あそこの部分は少し長かったかな?と思いますけどね、全体的にはまあ良かったです。
この映画の裏に隠されてるテーマとしてはやはりアメリカ。悪事を働くことはやはり裏に色々な事情を抱えていると言うことだ、そこに復習という一つのテーマで掘り下げて語っている映画のではないだろうか?簡単に復習と言う行動に移ってしまうが、その裏にはいったい何があるのか?どの様な事情があるのか?今現在のアメリカが抱えている問題もスパイダーマンという作品の中で訴えている部分もあるのではないのかな?と感じたりも出来る映画です。全然違うかもしれませんが、私はそのようにも感じましたね。ピーターに対する復習に燃えるハリー。おじさんを殺されたという事でサンドマンを恨み復習するピーター。ピーターに仕事と彼女を奪われたことを恨み復習に燃えジェノムにとりつかれた黒スパイダーマン事エドワード・チャールズ・ブロック。MJに裏切られたピーターがMJに復習し、嫌がらせをする部分。こう考えると全部恨みからの復習に安易に行動してしまう彼らのそれはまさにそうだと思えます。アメリカの最近の報復戦争問題とかに対するメッセージなのかなと感じます。
簡単にこの映画を言うと非常に苦悩する暗いスーパーヒーロー物語。と言ったところですが、非常に面白い。見て損はない。ただ、見る前に前の2作品は必ず見ておかないと意味がわからないですからね。せっかく見なら見ておきましょう!
そう言えばこの映画はColombiaPicturesと言うことでSonyPicturesなわけですが、スパイダーマンのロゴに使われてる書体とSONY PLAYSTATION3のロゴに使われてる書体が同じですね。SONYだから同じなのでしょうか。
主なキャスト
- ピーター・パーカー/スパイダーマン(トビー・マグワイア)
- メリージェーン・ワトソン(キルスティン・ダンスト)
- ハリー・オズボーン/ニュー・ゴブリン(ジェームズ・フランコ)
- フリント・マルコ/サンドマン(トーマス・ヘイデン・チャーチ)
- エドワード・チャールズ・ブロック/ヴェノム(トファー・グレイス)
この辺りはネタバレ気味なので知りたくない方は読まない方が良いですよ。
親友のハリー・オズボーンが父を受け継ぎニュー・ゴブリンとなってスパイダーマンを苦しめますが最後の最後でスパイダーマンの味方となるのは予想と違ってすこしびっくりしました、3の内容は全く予習していなかったのでどんな敵が出るのかも知りませんでしたしね。
他にもメインの敵キャラ黒いスパイダーマン。これは宣伝でしょっちゅう出ていたので登場するのは知っていたのですが、最後の方になると只の化け物になっていますねぇ、と言うか、あの隕石はどこから降ってきたのかしら?隕石にくっついて飛来した未知なる寄生生物がピーター・パーカーに寄生してしまい彼の悪の心を増幅させていってしまう。もともと必ず人間の中に有る闇の部分が黒いスパイダーマンとして現れてしまったわけです。この部分は解りやすく言うとダークサイドに落ちたアナキンスカイウォーカーって言うところですね。黒いスパイダーマンが自分であり、自分ではなく、その自分の闇と戦うわけですが、ピーター・パーカーから薄利し、なぜかエドワード・チャールズ・ブロックに寄生した黒いスパイダーマンとの戦いが最後までメインだった様です。もうひとつの敵フリント・マルコ/サンドマンも登場するの知りませんでしたが、彼も最後にはピーターに許しを得て無事成仏。うーん最後はこの辺はマンガが原作って言う事で意外にハッピーエンドでしたね。
それにしても残念なのはハリーオズボーンがスパイダーマンを守って死んでしまうところ。せっかく誤解が解けたというのに、見ていてちょっと悲しくなってしまいました。結局ピーターは親友の死、愛する彼女とも上手くいかず、苦悩最高級のヒーローであることには変わりなかったですね。いったいスパイダーマンは幸せになれるのでしょうか・・・・。
この三部作で完結という話ですが、どうやらスパイダーマン4,5,6まで作るという噂もあり、ちょっと期待してしまうのは事実です。3で終わってしまうと少し中途半端と言いますか、完結していない部分がまだあって、この後どうなるの?と疑問に思ってしまうこともあり続編希望です。4が作られるならまた見に行ってしまうと思います。
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映画の評価
スパイダーマン3:☆4.5
スパイダーマン2:☆4
スパイダーマン1:☆3.5
続編の度に面白くなって言うと言う感じの良い映画です。
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