漢字表記

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 前々から思っていたのだが漢字とは非常に便利な言語である。英語のように最後まで文章を読まなくてもたった一つの文字にでも意味が含まれているからだ。たとえば全部ひらがなやカタカナだったらものすごく面倒くさい言語になってしまう。
 たとえば「れい」という言葉だけでも「例、霊、礼、冷、齢、麗」と漢字によって全くその意味合いは違ってくるのだ。こんな便利な言語は絶対に必要なのである。漢字の文化をすこしずつカタカナ化してしまっているのも時代なんだろう。たとえば「日米露中韓」といえば「日本、アメリカ、ロシア、中国、韓国、」当たり前のように目にしている。当然だし「アメリカ」という名称を漢字化してくれたおかげで文章にする時文字数が「米」1文字で表すことにより3文字も省略できるのだ。これは活字社会としてはありがたいものだ、もし漢字化されていなかったら新聞にしろ本にしろ文字数が随分と多くなるのでは?とおもう、とにかく漢字は凄いって思うな。
 でも国の名前って漢字表記のある国と無い国がある、昔から日本と貿易などで関わってきた国には漢字の当て字が結構存在するのだ、それと中国、朝鮮半島からやってきた国名の漢字表記もある。その場合は中国とは同じ表記なのだが日本が独自に漢字化した国名も結構有るみたいです。 その例はまた後で書くとしてこの記事を書こうと思ったのはネットサーフィン中にとあるサイトで見かけた今のご時世漢字かよ!ってな記事を見かけた。サッカーの結果をネット中継しているサイトがあったらしいのだがそこの国名表記が漢字文字で記されていたという。それに対して物凄く解りずらいという物だった。
 たとえばオーストラリア対アメリカなら「豪VS米」ということだ。ま、普段我々が目にする国名の漢字表記ならほとんどの人が解るだろう。でもさすがにアルゼンチンやブラジルなどは現在の日本人にはぱっと見で理解できる人は少ないだろうし私も解らない、ちなみにアルゼンチンは「亜爾然丁」、ブラジルは「伯剌西爾」と表記する。もし今でも色んな国漢字表記で表すのが根付いていたなら物凄く文字数が減ったのではないかな?と思う。ま、アルゼンチンを「亜」と略して記せるか?と問われたらそれは他にも「亜」を使う国がいっぱいあるので実際には不可能なことだけどね。
 しかしこの国名を漢字化した人って凄いと思う。なんでこんな漢字つかってるの?とか疑問に思える物も少なくないがよく頑張って漢字にしたなぁとほんと感心してしまう。残念なのはだんだん誰も使わなくなってることですね。私を含めて。

国名、地名などの例

  • アイスランド:愛斯蘭
  • アイルランド:愛蘭
  • アジア:亜細亜
  • アテネ:雅典
  • アフリカ:阿弗利加
  • アメリカ:亜米利加
  • アルプス:亜耳伯士
  • イギリス:英吉利
  • イングランド:英蘭
  • ウェールズ:威爾斯
  • イスラエル:以色列
  • イタリア:伊太利,伊太利亜
  • ウクライナ:烏克蘭
  • ウルグアイ:宇柳具
  • エジプト:埃及
  • オーストラリア:濠太剌利亜
  • オーストリア:墺太利
  • オランダ:和蘭、阿蘭陀
  • カナダ:加奈陀
  • ギニア:幾内亜
  • ケンブリッジ:剣橋
  • コロンビア:哥倫比亜
  • サイゴン:西貢
  • サハラ:薩哈剌
  • シリア:叙利亜
  • シベリア:西比利亜
  • ジュネーブ:寿府
  • シンガポール:新嘉坡
  • スペイン:西班牙
  • ソビエト:蘇緯埃
  • タイ:泰
  • デンマーク:丁抹
  • ドイツ:独逸
  • トルコ:土耳古
  • ナイル:尼羅
  • ニュージーランド:新西蘭
  • ネパール:尼波羅
  • ノルウェー:諾威
  • パラグアイ:巴羅貝
  • パレスチナ:巴勤斯旦
  • ハワイ:布哇
  • パリ:巴里
  • ブータン:不丹
  • フィリピン:比律賓
  • フィンランド:芬蘭
  • フランス:仏蘭西
  • ブラジル:伯剌西爾
  • ブルガリア:勃牙利
  • ベトナム:越南
  • ベラルーシ:白露西亜
  • ポーツマス:波都毛士
  • ポーランド:波蘭
  • ポルトガル:葡萄牙
  • マルセイユ:馬耳塞
  • マンチェスター:満遮士打
  • メキシコ:墨西哥
  • メソポタミア:米所並大迷亜
  • メッシーナ:墨西拿
  • モスクワ:莫斯科
  • ユダヤ:猶太
  • ラテン:羅甸、拉丁
  • リオデジャネイロ:里約日内路
  • リビア:利比亜
  • リバプール:立抜普爾
  • ルーマニア:羅馬尼亜
  • ローマ:羅馬
  • ロサンジェルス:羅府
  • ロシア:露西亜
  • ロンドン:倫敦

なんとも当て字のものもあれば意味を捉えて漢字に置き換えているのもありますね。これはごく一部で、まだまだいっぱいあるんですよね。

音楽

 そしてさらに国名だけではなく凄いと思うのは音楽の漢字化だ、これはよくぞこの様に訳してくれたと思う。音楽の漢字化は意味を的確に捉えていて素晴らしい。たとえばこの様な物だ。

  • シンフォニー→交響曲
  • コンチェルト→協奏曲
  • カンタータ→交声曲
  • レクエイム→鎮魂曲
  • ソナタ→奏鳴曲
  • フーガ→遁走曲
  • セレナーデ→小夜曲
  • ディベルティメント→喜遊曲
  • ワルツ→円舞曲
  • ノクターン→夜想曲
  • バルカローレ→舟歌

楽器

  • 風琴→オルガン
  • 提琴→ヴァイオリン
  • 洋琴→ピアノ
  • 喇叭→ラッパ

このように国名とは違い音楽を漢字化したのは凄いなぁとほんと感心できる。

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