「千載一遇のチャンス到来」を読んで・・・大昔の事思い出した。

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 なぜか下記のリンク先の2ちゃんか何かのまとめサイトにたまたま偶然たどりついた。結構古い話みたいで2007年の事のようだ。
千載一遇のチャンス到来

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 内容は簡単に言うと ”同僚と会社に2人きり、相手は前から狙ってた子。自分ではどうにも出来ないからスレ立てて安価で実行。最初は雰囲気最悪になったが徐々に良い感じに。しかし彼女には秘密があった。“ と、言うことらしい。
 特にざっと見た感じ良くある掲示板使って電車男的に助言を貰い幸せになれたとかそんな感じのやつだなぁ〜と眺めて居ました。しかし進んでいくと彼女に秘密が、この話の流れが結構自分の経験したことに似ていて物凄く当時のことを思い出した。彼が好きになって惚れた相手、交際しようとした相手がHIVに感染している所。
 このスレにも書いてあったけどそれ「HIV」を告白された時の心境とかなんとかいろいろ自分自身もフラッシュバック。凄い好きで交際したいのにとか色々思い出しました。彼の場合は2人で乗り越え幸せな結末になったようで個人的には良かったなぁと。この話が事実なら幸せになっていることを願いますね。

俺の場合(´・ω・`)

私の場合はもう随分昔の話でも実際の話。
とある年の春頃だっただろうか俺の異動により彼女と同じ職場になったことで出会った。

登場人物 

  • 俺 :俺は俺
  • 彼女:当時の同僚で2歳下だったかな?ショートカットの似合う女優の吉瀬美智子さんとテレ朝の前田アナウンサーを足して割った感じっぽい雰囲気の人だった。
  • Tさん:俺より年上 元同じ会社の営業で当時は別の会社で役員。業務上の会話以外はそんなにしなかったと思う。妻子持ち

 出会って数ヶ月後の夏頃だっただろうか。 どちらかというと向こうからアプローチされた。俺はパートナーが居なくて、彼女もフリーと言っていた。しかし当時俺は全然彼女のことに興味は無く普通に同僚として過ごしていた。ちなみに彼女は別に○○屋さんでバイトの掛け持ちをしていた。なんとなくアプロ〜チを受けてから1ヶ月後結構仲良くなり関係は随分接近していた。
そんな時期に知り合いのTさんから

  • Tさん「うちの会社に来ない?」

 と引き抜きというか誘いが来た。当時すぐ会社を辞めるわけにはいかず少し考えようとしていた。

 そしてしばらくすると急に彼女の様子がおかしくなった。もう凄い昔なので会話は全く覚えてないけど

  • 俺 「どうしたの?変じゃね?」
  • 彼女「何かあったらごめんね」
  • 俺 「(・д・)はぁ?」(別に俺らは付き合っても居ない なのになんだろう?変な感じだった。)

と言うような感じでなんだか全く会話がかみ合わない。
感覚的には急に仲良くなったところ変な感じになり俺自身まだ好きとまでは行っていなかったことも有ったし同じ部署だったのですこし間を置こうとした。
たぶん彼女も同じでそこから業務以外の会話が無くなった。お互い意識して話さなかった雰囲気。でもお互いに変な感じだった。
2人の会話が減ってから1ヶ月間は私語は無かったけど3ヶ月もすると普通の会話するようには戻った。なんとなくあの時のことは触れてはいけない雰囲気で俺は訊かないようにしていたし彼女がそれを言うことも無かった。もちろん職場の雰囲気を崩さないようにしていたと思う。その頃以前誘われてたTさんの会社に数回行ったりしてどんな仕事なのかとか話を聞いていた。
11月にもなると俺と彼女はアプローチ受ける前くらいには関係は戻っていた。しかもなぜか彼女は俺に女の子を紹介しようとしてた・・・なんとなく夏頃の事は俺の気のせいだったのかな?と思ったり思わなかったり。もちろんあんまり彼女作る気も無かったので紹介される直前で逃げた。((へ(へ´∀`)へ カサカサ

 そしてその年の12月仕事納の日予定の無い数人で飲みに出掛けた。普通に歌舞伎町の居酒屋で呑んでカラオケ行ったりしてたが最後2人になってしまいオールすることになる。始発まで時間潰すので色々話している過程で年末で寒かったし急速に2人の中が近づくように夜中の街を腕組んで歩くようになっていた。夏頃凄く仲良くなり秋頃急激に離れたこともあり何故か急に押さえ付けていたものが解放され急に近づいた雰囲気だった。そして正月初詣一緒に行こうと約束をした。

正月

そして翌年の正月初詣とドライブがてらちょっと遠出。どう見てもカップル状態な雰囲になりとある湖畔で俺から交際を申し込んだ。

  • 俺 「俺と付き合って下さい。」
  • 彼女「え?嬉しい・・・ありがとう。でも○○さん本気ですか?」
  • 俺 「うん 本気だよ。答えは後でも良いよ。」
  • 彼女「わかった 少し待って下さい。」あれ?なんか俺間違ってたのかな?と少し不安になった。

答えはその場では貰えず翌日のお昼頃にメールで貰った。

  • 彼女「私もずっとずっと同じ気持ちでした。○○さんのこと大好きだし付き合いたいです。」
  • 彼女「でもね、私は○○さんにいっぱいいっぱい嘘をついています。それでも付き合ってくれますか?」
  • 俺 「好きで居てくれてありがとう。もちろん付き合いたい気持ちに替わりは無いよ。でも嘘ってどう言うこと?」(´・ω・`)どきどき
  • 彼女「実は黙っていましたがずっとTさんと付き合っていました。相手には奥さんが居るので不倫です。それでも私と付き合いたいって思えますか? ○○屋さんでバイトしているというのも嘘です。Tさんの会社で働いてます。」
  • 俺 「え?Tさん?そうなの?ホントに?」(´・ω・`)聞いてないよ〜
  • 彼女「本当です。人に言えない関係だからずっとずっと黙ってました。ごめんなさい。こんな私だけどどうしますか?」たぶん俺 試されてる そんな気がした。
  • 俺 「でも俺も本気だから・・・本気で好きだから付き合いたいと思ってる。でもね、やっぱりそっちがちゃんと別れないとちゃんと付き合うことは俺は出来ない。」
  • 彼女「そうですよね、わかりましたちゃんと別れます。でも今彼が米国に行っているのでメールで別れを言うと思います。もう少し待って下さい。」
  • 俺 「解った 待ってるよ ちゃんと別れてね。」

その時 俺は あれ?と疑問に思ったことを訊いた。

  • 俺 「いつから俺のこと好きだったの?」
  • 彼女「夏頃からです。」やっぱり気のせいじゃ無かったんだ・・・
  • 俺 「でも暑の終わりくらいから急に変な感じになったじゃん?あれってなんだったの?」
  • 彼女「○○さんのことが好きになってたからTさんに正直に別れ話を持ちかけたんです。そしたら色々大事になってもし別れて○○のとこに行くなら最終的に○○がどうなってもしらねーぞ!とか○○さんを傷つけるような脅す様な事を言われて・・・怖くなって」
  • 俺 「あ〜だから あんな感じになったのか? でもその後俺に女の子紹介しようとしてたじゃん?」
  • 彼女「Tさんが怖かったから諦めようとして ○○さんに彼女が居れば諦められると思った。」
  • 俺 「(´・ω・`)うーん  あれ?と言うことはTさんが俺を会社に誘ったのは・・・?」
  • 彼女「○○さんを近くに置いて私に手を出さないようにとか 監視しようとかそんな感じでした」
  • 俺 「(`Д´)げ」 今まで少し疑問だったことや意味のわからなかったことが全部繋がった。俺は頭に来ていた 絶対Tさんから彼女を奪うと。

そんな相手から奪う形で彼女との関係がスターとした。別れ話はメールで送ったそうだ
そんなこんなで交際をスターとした瞬間相手のTさんから物凄い嫌がらせ、もうね酷かった。電話かけてくる。彼女は電話にずっと出て無い。俺の携帯をTさんには教えていない知らないはずだった。しかし彼女の携帯の電源を落とさせると怒濤の電話攻撃は俺に向かってきた。なんで番号知ってるの?・・・恐らく彼女の携帯から知った可能性が高い。そして彼女との肉体関係の事まで根掘り葉掘り事細かく教えてくれた。元彼は俺が嫌がると思われることを全部言ってくる。正直物過ごい嫌だったけど彼女のことが好きだったからそれでも我慢してた。

  • 俺 「でもあなたに返すことは出来ないし彼女は俺と付き合うと行っている。別れてくれ」と言うようなことを言った。すると
  • Tさん「俺HIV感染だぞ」

と言われた瞬間嗚呼・・・え?真っ白になった。
彼女もその事実を知り色々な事が崩壊する。一緒に病院へ行こうとか、ちゃんと調べようとか。どっちが感染源か?色々やったが・・・・彼女といっぱい話した。嫌々Tさんとも話した。
まだ彼女は検査を受けたことが無いから陽性か陰性か解らない。調べようとしていた。
でも今までのパートナーが陽性だ、交際期間は2年くらい感染している可能性がかなり高かった。俺は上記リンクのスレ主と同様に考えた。しかし決断できなかった。正直身近にそんなこと考えていなかったので動揺した。でも彼女は別れて俺と付き合いたいと言ってくれていた。それに答えたかった。そんなときTさんが

  • Tさん「ちゃんと彼女と別れるから一回ちゃんと合わせてくれ」と言ってきた。
  • 俺  「俺も一緒に会います」
  • Tさん「同じ男として信じてくれ ちゃんと彼女と話して別れるから2人で合わせてくれ」
  • 俺  「わかりました 一緒に働いてた仲だしTさんを信じます。」

そして彼女はTさんと二人っきりであうことになる。 これが間違いだった。その日の深夜、いや翌朝か平日のAM3:00携帯が鳴った。彼女からだ。

  • 俺 「もしもし」
  • 彼女「ごめんなさい寝てましたか?今大丈夫ですか?」
  • 俺 「うん、大丈夫だよ」
  • 彼女「どうしても○○さんに聞いておきたいことが有ります」
  • 俺 「うん」
  • 彼女「私がHIVでも○○さんは付き合ってくれる?」
  • 俺 「・・・え・・うん」(´・ω・`)即答できない。
  • 彼女「私とセックスできる?」
  • 俺 「・・・」
    正直返答できない自分が居た。HIVへの知識不足もあったが色々な事を考えた。もし彼女と交際してもそうゆう関係になれない。結婚も子供も・・・・俺が感染する可能性もある。最低だった。両親家族 たぶん関係ないのに彼女のことより自分の保身を考えた。
  • 彼女 「解りました。明日も仕事なのでお休みなさい。」

その後沈黙の中色々会話はしたが今となっては何を話したか覚えていない、そして電話は終わった。
この時彼女はTさんと2人である。
自己嫌悪というかどうにも出来ない思い切れない保身に走った事がずっしり重かった。
辛いのは俺じゃ無い、陽性反応が出てる相手と可能性が高い彼女なのに俺はなにも答えられなかった。

翌日

朝8:00会社 まだ2人しか居ない。

  • 彼女「やっぱりもうやめよう。」
  • 俺 「え?なんでよ」
  • そんな俺の弱さを見せたからだろう彼女がこういった。

  • 彼女「私がHIVだとあなたが付き合ってくれないと、私を抱いてくれないと私はこれから先の人生誰とも付き合えない。それなら色々問題あるけど同じ感染者同士の方が何の問題も無く生きていける。」と言われた。
  • 俺 「ちょっと・・・まてよ ちゃんと考えろ」
  • 彼女「考えた!これが私の答え」
  • 俺 「本気?あの人の元に戻るの?脅されて暴力振るわれた人に戻るの?」
  • 彼女「本気 だから昨日抱かれた!」彼女は目に涙を溜めながら眼光鋭くしかし悲しい目をして俺に言い放った。
  • 俺 「・・・・・・」

 その後も色々あったがもうこの辺は曖昧な記憶しか無い。結局俺は1人になった。本当に彼女が抱かれたかどうかは知らない。たぶんこの一件が引き金で色々な物が崩壊したように思う。人間関係、仕事、価値観とか長い期間引きずったように思う、当時の俺にはちょっと重すぎたんだと。でも2人ともフリーだったら俺も同じ事言えたんだろうか?Tさんが出てこなかったらどうだったんだろうか?俺にちゃんと知識があれば交際、結婚、子供とか考えられたのに当時は皆無だった・・・。結果的に彼女がこれ以上俺のことを巻き込まないように最後に俺に逃げ道を与えてくれたんだろうとも思っている。情けないがそんな風にも感じた。この彼女とはもっと気楽に出会って普通に恋愛したかったな…。
 その後2人はそのまま関係を続けたようだが最終的にどうなったか幸せになったか別れたのかは俺は知らない。ただTさんの奥さんと子供に感染していないことを祈る。ちなみにTさんには検査結果を陽性のを見せてもらったのでブラフとかでは無かったみたい。
 その後しばらく俺は酒と煙草に溺れて青臭く何だか荒れてた。別の部署の子に女の子紹介されたりしたが一緒に飲んでカラオケまでは行くけど電話番号も聞かない。相手から連絡が友人経由できたけど気が乗らなかった。それから2年半後位に新しい彼女出来たりしてすっかり考えないようになったし、それの教訓を生かすことも出来たと思うけどね。でも随分前の話で既に心の奥底にしまってあるけどたまに似たような話聞くとすこし疼くのね。女の恋愛は上書き保存、男の恋愛はフォルダ別けて別名保存となにかで耳にしたことがあるけどこれに関しては削除したかったな・・・。
と、そんな大昔の事を思い出してしまうくらいこのスレ主さんはすごいな〜と感心した。今現在幸せであることを願う。なんてどうでも良い独り言を書いてみたがこうやって文章に残すと色々蘇るもので・・・おれチキンだなぁ・・・・orz…

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