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安彦良和
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王道の狗
- 2006-09-13 (水)
- Book/Comic
先日購入した全4巻の王道の狗ですが、一気に読み切ってしまいました。実際出版されてから何年もたっているので今更書くような物でもないのでしょうけど、私としては今回新たに出会った漫画なのでちょっと書きたいなと思います。
舞台は明治時代の北海道から始まり、脱走。アイヌに助けられ、アイヌとして生き、色々な人々との出会い、別れ等を得て東京、金玉均に仕え、貫という名前を新たに得て、・・・・・あらすじは良いとしよう。そう、一人の男が激動の明治時代をどの様に渡り歩き、動乱の世の中をどう生き抜くのかを描いていました。一気に読み終えたと言うくらい非常に面白い作品でした。この王道の狗は安彦良和氏も自信作な様ですが、それも解る気がします。正直絶賛しました。舞台背景にある明治時代中期からの歴史的な動きに安彦良和氏が新たにその中を生き抜く青年に命を吹き込んだように、非常に主人公は人間ぽい。この人はこんな漫画家だったんだと初めて知りました。
彼の書く女性は艶やかだ。確かにその瞬間にエロチシズムはあるのだけれどもそれが主役に出るような漫画ではもちろん無い。本当に男っぽい作品だと思う。キャラクターの濃さだけが異常に前に出る作品でないというのがすごい、ストーリーの濃さに負ける絵でもない。バランスが取れて居るんですよね。それに絵がペン描きじゃない、筆なんですよね。タッチが全体的に柔らかい。それにどうやらそんなにアシスタントを使わない作者らしいので背景も、ちょっとしたキャラクターも全部安彦氏の絵なのです。これは嬉しいですね。
政治的な書きにくい部分の漫画であるだけに非常に描き手の思想が反映されやすくなる内容なのだけれども、安彦氏のそれは不快感もなく、非常にすんなり入り込めた。私自身その明治時代の歴史を熟知しているか?と問われれば良くわからない。大きな日清戦争があっただとか、三国干渉がどうのこうの、日韓併合とか有名な物しか知らないし、それについても別に特別勉強したわけではないからどうのこうの言う知識はない。でも、何か安彦氏の描きたい物、語りたかった物。解った気もする。上手く感想も論評するような知識も持ち合わせていないのでちゃんとしたことは書けないのだけれども、一言というとしたら「すばらしい」と絶賛である。政治的歴史的内容の描画を絶賛したのではない。漫画として、一作品として大絶賛だ。ストーリー展開、主人公の人間性、キャラクター、周りを取り巻く人々。みんな激動の時代を生きているんだなと感じさせられる。兎にも角にも私はこの漫画に出会えて良かった。
次は虹色のトロツキーを読みたいな。ブックオフで集めたくなってきた。
著者/訳者:安彦 良和
出版社:白泉社( 2004-11-29 )
定価:¥ 860
コミック ( 327 ページ )
ISBN-10 : 4592142217
ISBN-13 : 9784592142218
- Comments: 3
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安彦良和原画展
- 2006-09-12 (火)
- Design
この間「安彦良和原画展」へ行ってきた。八王子でやっていたのでちょっと電車に乗ってぷらりと。場所は八王子市夢美術館です。詳しくはこちら。
安彦良和ってだれ?なんて思う方はもうそんなにいないでしょう、結構有名人ですからね。色々な作品書かれていますし、安彦さんの絵も有名だし、彼の書いたキャラクターは既に一人歩きもしていますから。そう、ガンダムのキャラクターデザインをされた方です。アムロ、シャア、セイラさん、ザビ家のみんな、ぜーんぶ安彦さんの絵です。Zのカミーユもそうですね。MSは大河原邦夫氏なので違いますが、人物をデザインした方です。他にもこの方は色々書かれています、元はアニメーターですが現在は漫画家としても活躍されているので知っている方も多いでしょう。
キャラクターデザインの代表作品は
機動戦士ガンダム
Zガンダム
F91
宇宙戦艦ヤマト
ライディーン
コンバトラーV
もちろん他にもいっぱいあるのですが、そんな安彦さんの描いた原画を見てきました。うーん巧い!絵が綺麗です、最近の気持ち悪いアニメの絵じゃないのがやっぱり良いですね。この作品も安彦さんだったの?なんて思いながら色々見てきました。そんな原画展で新たな出会いもありました。この人の書いた漫画読みたいなぁ。。。。もちろんガンダム漫画なんかは単行本で少し読んだことはある、意外に面白いし、絵もいっしょ、ストーリーの中で語られていなかった部分も詳しく語られていたりして面白いのだが、所詮アニメの漫画化なのは言うまでもない。それに原作は一応富野氏とサンライズなわけで、安彦さんではない。もちろん酷評する内容じゃなくって結構面白い。(機動戦士ガンダムTHE ORIGIN)この作品の原画、サムネイル、ラフ、カラー表紙、原稿など素晴らしい作品も公開されていました。
でも、そんな中安彦さんの色々な漫画作品も一緒に展示されていました。
主な漫画作品
アリオン、クルドの星、ヴイナス戦記、虹色のトロツキー、安東、王道の狗、アボジ、ナムジ、神武、Cコート、マラヤ、ジャンヌ、イエス、我が名はネロ、ネオデビルマン、韃靼タイフーン、蚤の王、機動戦士ガンダム THE ORIGIN、アレクサンドロス、三河物語 マンガ日本の古典 23
上記のような作品も公開され、「へぇ〜色々書いているんだ」と初めて知りました。漫画をここのところほとんど読んでない私としては全く知りませんでした。で、その原画を見て、横に書いてある説明や、作品の紹介文を読んでいるうちに無性に読みたい作品が何点か出てきました。
私が読みたいな?と興味を抱いた作品は、
です。さすがに今から揃えるのもなぁ・・・と思いながら、でも読みたいという衝動。この原画展の外に出ると巧い具合に単行本が売られているんですよねぇ・・・・・そんなわけで上記に書いた作品のうち一番読みたい!と思えた「王道の狗 」を買うことにした。愛蔵版が全4巻なので揃えやすいのもあったので購入してみました。帰宅してから読もうと思います。
ともかく行ってみてよかった、結構楽しめた。八王子会場は今月18日までなので次の週末にでもお暇な方は行ってみてくださいな。なかなかいい絵です。
さて、久しぶりに八王子へ行ったのですがその帰り、もっと久しぶり、約10年降りに京王八王子駅前でミスタードーナツに寄ってドーナツ食って帰路につきました。

王道の狗を読んだ感想はこちら
著者/訳者:安彦 良和
出版社:白泉社( 2004-11-29 )
定価:¥ 860
コミック ( 327 ページ )
ISBN-10 : 4592142217
ISBN-13 : 9784592142218
著者/訳者:安彦 良和
出版社:中央公論新社( 2000-03 )
定価:¥ 660
Amazon価格:¥ 660
文庫 ( 251 ページ )
ISBN-10 : 4122036240
ISBN-13 : 9784122036246
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